赤倉水産 女子部
赤倉水産のある場所は、携帯の通じないいわばへき地。でも、そこには楽園が広がっています。
雀はいませんが、代わりに鶯たちが大群をなして毎朝、美しい歌声を競っています。赤倉水産は、水源近くの高地にあるため、同じ高さで悠々と飛ぶトンビと目が合うことも。
この場所で最も大切なのは、やはり、水。水道水が届いていない場所で、暮らしに必要な水は、すべて、山から流れてくる水に頼っています。山肌から湧き出る水は、何にも代えがたい味です。
社長の中平は、いわば、水の番人といえるでしょう。台風や大雨で、川の岩の位置が少し変わるだけで、水の流れが変わり、飲み水も確保できなくなります。そして、社長にとって最も大切なアマゴたちを育む水もなくなってしまいます。そんなときには、夜中でも駆けつけて、岩や倒れてくる木をどかしたり、配管を整備したり・・
今、後継者不足とコロナ禍での売り上げ激減の影響で、アマゴの生産の存続が危ぶまれています。しかし、アマゴの生産をしなくなるということは、水の番人がいなくなるということ。水がなくなれば、人も去ってしまう。森は、人が適度に手を入れなければ、どんどん荒れ果てていきます。荒れた森は、水を育むことができません。森と水と人は、三つ巴。人と森とが、よい関係を築いているひとつの集落が、また一つ消えてしまうというのは、とても悲しいことです。
この環境を守りたい、と、赤倉水産 女子部を立ち上げました。
是非、赤倉水産のアマゴを、応援して行けたらと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
赤倉水産 女子部 一同
女子部は、男性の入部も受け付けております。どうぞ、お気軽にお声がけください。
お問い合わせは amago.akakurasuisan@gmail.com まで